「心身症」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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心身症の意味

心身症とは、心理的・情動的または社会的因子(いわゆるストレス)が強く影響していると推定される身体的な病の総称である。呼吸器系、消化器系、循環器系他あらゆる領域に身体症状が現れるが、心身症とは病名ではなく、ストレスの影響により身体疾患が現れた状態のことを言う。例えば胃潰瘍の患者がすべて心身症かというとそうではなく、胃潰瘍の原因として心理的要因が重要な影響を及ぼしていると考えられる場合に心身症と診断される。あらゆる領域で認められる心身症だが、その代表的な身体疾患としては、気管支喘息、過呼吸症候群、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、本態性高血圧症、不整脈、片頭痛、心因性めまい、慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチ、腰痛症、夜尿症、更年期障害、などがある。治療としては、身体疾患を患っているためまずは身体的な治療を行う。そこで原因としてストレスの影響が強く疑われる場合には、心療内科でストレスの対処方法を考え、場合により抗不安薬や抗うつ薬の投与といった薬物療法や、筋弛緩法や呼吸法といったリラクゼーション法、自立訓練療法などの非薬物治療を行っていく。併せて生活習慣を正していくことも有効である。

例文

現代社会では、大人同様ストレスを感じている子供も多く、子供の心身症もよくみられる。

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