「学級の目標」とは?
学級の目標とは、「学級目標」といわれるもので、1年間全員で目指すクラスの目当てのことである。年度始めに、「どんなクラスにしたいか」「どんな自分たちになりたいか」ということを、学級活動の時間に話し合って決定される。具体的には、以下のとおりである。
①自分たちの良さや課題を見つける。
②どんな自分たちになりたいかを話し合い、具体的な言葉で表す。
③出しあった姿を、子どもたちの言葉でまとめていく。
この時、気をつけなければいけないことがある。それは、「子どもだけで決めさせない」「教師が勝手に決めない」ということである。
子どもたちが、「自分たちで決めたんだ! この学級目標を守るぞ!」と思えるようにすること、教師の思いも盛り込むこと、この二つが達成されればよいのである。
つまり、学級の目標を作る時は、子供たちにあたかも 「自分たちで決めて作った」と思わせながら、教師が「こんな目標にしたい」と思うものにしていくことが大切である。
「例文」
・学級の目標には、子どもの願いがこもっている。
・年度末に、学級の目標の達成度について振り返る。
・学級の目標には、クラスのキャラクターが滲み出る。
・学級の目標には、教師の思いも必要である。