デフレーションの意味
デフレーションとは、物やサービスの価格（物価）が継続的に下がる現象のことである。物やサービスに対して貨幣価値が上がっていくとも言い換えることができる。不況で物やサービスに対する需要が減少し、供給を下回ることで需要と供給のバランスが崩れることから発生する。一般的にはデフレーションは経済へ悪影響をもたらすと言われており、デフレ・スパイラルという悪循環を引き起こすことがある。具体的には、物価が下落し企業の収益が減少することで企業の倒産やリストラ、従業員の賃金カット等が発生する。収入が減少する為、消費者は消費行動を控えるようになる。物やサービスがなかなか売れなくなるため更に企業が物・サービスの価格を下げていく。このように物価の下落が不況を引き起こし、さらに物価を下落させるという悪循環をデフレ・スパイラルという。デフレーション対策として金利引き下げや貨幣の発行、一時的な減税制度等があげられる。
例文
・日本経済は長年デフレーションに苦しんできた。
・デフレーション対策の為の経済政策が立案された。
・デフレーションにより投資意欲が減退している。
・デフレーションからの脱却は簡単なことではない。
