「オペラント条件づけ」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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オペラント条件づけの意味

 オペラント条件づけとは、報酬や罰という結果を与えることにより、自発的に行動するようになる学習のことである。道具的条件づけとも呼ばれる。

オペラント条件づけでは、ネズミを使用した実験が有名である。この実験では、ネズミをゲージの中に入れ、ボタンを押すと餌が出てくる仕掛けを作った。ネズミはこの仕掛けを知らないが、偶然ボタンを押した時に餌を得る。これを繰り返していくうちに、そのネズミはボタンを押すことにより餌が手に入ることを学習するのである。

我々の日常の中にも、オペラント条件付けがある。例えば、交通違反における罰金である。スピード違反などの違反をすれば、罰金を支払わなければならなくなる。この罰を回避するために、ドライバーはルールを守るのである。また、無料で利用することができる動画や音楽などのサービスで流れる広告にもオペラント条件づけが利用されている。何度も広告を流すことで、広告が流れない有料のプランへと誘導しようとしているのだ。

オペラント条件づけは、何かを習慣にしたい時や、ある習慣をやめたいと思った時にも効果を発揮する。例えば筋トレを習慣化させたい場合は、腕立て伏せと腹筋を30回ずつやったら、アイスを1つ食べて良いと決める。筋トレという行動によりアイスという成功体験を得ることによって、次第に行動が強化されていくわけである。また、就寝前にスマートフォンを操作してしまう習慣をやめたいという場合は、寝る場所にスマートフォンを持ち込まないというルールを設ける。スマホ操作によって得られる「面白い」という報酬を減らすことで、行動を弱くすることができるのである。

例文

 ・自分の身の回りにオペラント条件づけが利用されているものが多い。

 ・オペラント条件づけを応用して悪い習慣を断ち切る。

 ・オペラント条件によって習慣化させよう。

 ・オペラント条件はビジネスにも利用されているのか。

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