ダウ平均株価の意味
ダウ平均株価とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社がリアルタイムで公表するアメリカの企業30社の株価の平均値。株式市場の動向や世界経済の方向性を示す上で欠かせない指標である。正式名称はダウ工業株30種平均。構成銘柄は時代の変遷とともに入れ替わっており、米国で設立されている、成長性・知名度が高い、売上の多くを米国内であげていることなどが主な選定基準となっている。工業株と銘打ってあるが、様々な業種から構成されている。
ダウ平均株価は1896年に米国のメディア、ダウ・ジョーンズ社のチャールズ・ダウが開発。当初は12の企業を選出し株価を算出していた。現在の30銘柄の平均を取るようになったのは、1928年のことである。業種も農業や鉄工業から始まり、次第に情報通信業・医療などのサービス業を取り込んでいった。日本にも日経平均株価という株価指標が存在するが、2005年に株価の算出方法が変わるまでダウ式平均株価を採用していた。
例文
・ダウ平均株価は、マイクロソフトやナイキなど、世界的企業から構成されている。
・今年は、ダウ平均株価の乱高下が繰り返されている。
・ダウ平均株価は日経平均株価にも影響を与える。
・新型コロナウィルスはダウ平均株価に多大な影響を及ぼしている。