「SCT」とは?意味や使い方を簡単に解説!

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SCTの意味

SCTとは、不完全な文章の後半を完成することで被検査者の性格特徴を理解しようとする心理検査である。例として、「私は子どものころ…」という文章の後半に連想したことを書く。SCTは文章完成法とも言われ、あいまいな刺激への被検査者の反応を分析する投影法の1つである。投影法は被検査者の無意識を捉えるという利点があるが、SCTは前意識を捉える心理検査と言われている。そのため、他の投影法よりも被検査者の意識が表れやすく、回答の歪み(自分をよく見せようとしたり社会的に望ましい回答を選んでしまう)が起きやすい。SCTは単独で使われることは少なく、ロールシャッハ・テストと合わせてテスト・バッテリー(複数の心理検査を組み合わせて用いること)で使われることが多い。SCTは文章への理解が必要であるため、文章への理解と文章を書く力がある児童以上に使用される。SCTによって被検査者の反応を得た後は、検査者が各問題の反応をSCTのマニュアルを見ながら分析する。

例文

・SCTによって自分の内面を見ることができた。

・クライエントを理解するためのテスト・バッテリーの1つにSCTを使う。

・文章が読めない小さな子どもにとってSCTは難しいだろう。

・SCTで過去の自分とは違うことを書いてしまった。

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