ミクロ経済学の意味
ミクロ経済学とは、家計や企業など部分的な経済の行動を主体に分析をするものであり、経済学の柱の一つである。ミクロ経済学で重要となるのが、家計の理論、企業の理論、家計と企業が売り買いをする市場の理論、この3つの理論だ。
消費者となる家計と生産者である企業などの経済行動の動きを細かく見ることで、市場でのモノやサービスの価格や生産配分がどのように調節されているのか、モノやサービスの資源分配をどうするべきかなどを主に考察し分析をする。
ミクロ経済学で資源分配を分析するうえで、重要なテーマは、様々な社会問題を解決することにある。よって、考察や分析の対象にはなぜ少子高齢化が進むのか、地球温暖化を解決する策は何かなどもある。経済とは結びつかないような内容でも、最終的には社会問題かつ地球全体問題に関わっているからだ。経済学の柱の一つであり、ミクロ経済学と対極にあるのがマクロ経済学である。マクロ経済学は国全体の経済の動きを見るのだ。
例文
・ミクロ経済学は部分的なものかつ、狭い視点で分析をするものだ。
・家計と企業の市場で価格決定がどのようにされているのかをミクロ経済学で分析する。
・ミクロ経済学の分析は狭い視点のものだが、分析対象はグローバルだ。
・ミクロ経済学はあらゆる分野での基礎となるものといっても過言ではない。