意味
エコスクールとは、環境を考慮して整備された学校施設である。文部科学省が平成８年に提唱し、経済産業省と協力して推進している。
エコスクールの整備に当たっては、次の三点に留意が必要である。第一に、施設面である。学習環境として快適であることや、環境負荷を和らげる設計であることが求められる。第二に、運営面である。太陽光や風力の利用、雨水の活用など自然エネルギーを効果的に運用することや、施設の耐久性やフレキシビリティに配慮することが必要である。第三に、教育面である。整備した施設を学習教材として活用することが大切である。
エコスクールに期待されることは、地域の環境負荷を低減することはもちろん、未来を担う子どもたちが環境問題を身近なものとして関心を持てるようになることである。さらには、学校が児童・生徒のみならず地域にとっての環境・エネルギー教育の発信拠点になることや、学校が地域の地球温暖化対策を先導していくことも目指されている。
例文
・エコスクールを推進・整備する。
・エコスクールモデル校に認定された。
・既存の学校をエコスクール化する。
・エコスクールの考え方に賛同する。
